沢瀉(おもだか)紋
丸に立沢瀉 | 隅切り角に立沢瀉 |
沢瀉紋の由来
沢瀉紋は、植物のオモダカ科の多年草である「オモダカ」を図案化したものです。
奈良時代頃から紋様として使われるようになり、その後貴族の牛車や武具に紋様として用いられるようになりました。
葉の形状が、矢の鏃(やじり)の形に似ていることから「勝戦草」(かちいくさぐさ)の別名もあり、戦国時代以降では特に武家に人気の家紋として広まりました。
毛利元就が勝戦草である「沢瀉」に勝虫である「蜻蛉」(とんぼ)が止まったのを見て、戦に勝ったことにちなみ沢瀉紋を使い始めたと云われています。